クレジットカードの「更新」とは?カードを使い続けるための注意点

カードの更新

今回のテーマは、「クレジットカードの更新」です。
カード会社に申し込み、審査にパスすることで入手できるクレジットカード。
キャッシュレス化で生活を便利にしてくれる、困ったときにはクレジットカード現金化も行うことができる“頼りになる相棒”ですが、その相棒とは一生付き合っていけるわけではありません。

正確には、最初に手にしたクレジットカードとは一生付き合っていけるわけではありません。
クレジットカードには「有効期限」が定められており、期限が近づくとカード会社から新しいクレジットカードが送られてきます。
古いカードは破棄し、翌日からは新しいカードを使う必要があるわけです。

特に初めてカードを作る方は、
「新しいカードが届く?何か準備しなきゃいけないの?」
「古いカードはどうなるの?」
など、さまざまな疑問をお持ちかと思います。
というわけで、ここではそのような疑問にお答えしつつ、クレジットカードの更新についてまとめてみたいと思います。

クレジットカードの更新とは?

クレジットカード

クレジットカードの表面には、「カード名」「カード番号」「保有者の指名(英字表記)」といったデータが記載されています。
このほかに、たとえば「05/20」などの数字が載っています(「05:20」「05‐20」などの場合もあります)。
これが、クレジットカードの有効期限です。
「05/20」は、「2020年5月」に有効期限が切れることを示しています。

カード会社によって異なりますが、一般的に、有効期限は5年間とされています。
また、一般的に、期限が切れる1ヶ月前のタイミングで新しいカードが送られてきます。
特別な手続きなどは、特に必要ありません。

クレジットカードが更新される理由としては、主に2通り挙げられます。
まずひとつは、長期間使用したためにカードが傷ついたり汚れたりして、読み取り機が作動しなくなることを防ぐため。
そしてもうひとつ、最新の防犯システムを組み込んだ新しいカードをユーザーの手もとに届け、不正利用などのリスクを抑えるためです。
クレジットカードを利用するユーザーの利便性・安全性を高めるための取り組みであるわけです。

新しいカードが届いたときにすべきこと

新しいクレジットカードは、手もとに届いた段階で使うことができるようになります。
新しいカードをカードケースや財布に入れ、古いカードはゴミ箱に捨てて……いや、その前に、実はすべきことがあります。
よく切れるハサミと油性ボールペンを用意しましょう。

裏面サイン

カードの裏面にサイン

前々回に更新したコラムでお伝えしましたが、新しいクレジットカードを手にしたとき、最初にすべきなのは「裏面サイン」です。
このことは、利用規約にも定められています。
更新時に新しいクレジットカードが届いた場合も、まずは所定のスペースに忘れずにサインしましょう。
消えないように、油性ボールペンでしっかり署名する必要があります。
サインは「ひらがな」「カタカナ」「ローマ字」「名字のみ」「名前のみ」でOK。それほど手間はかかりません。

この手間を惜しんでサインをしないままでいると、お店で使用を拒否されたり、不正利用されたりする可能性が高まります。
また、利用規約に違反していると見なされて、本来なら受けられるはずの補償が受けられなくなる可能性もあります(詳しくは前々回のコラムをご覧ください)。
ぜひ注意していただきたいと思います。

面倒でも必須!クレジットカードの「裏面サイン」について

古いカードの破棄

古いカードの破棄

新しいクレジットカードを使う準備が整ったら、古いカードを破棄しましょう。
と言っても、ただ単にゴミ箱に捨てれば良いというわけではありません。
ハサミを使って切り刻む必要があります。

クレジットカードには、カード保有者の個人情報が保存されています。
具体的には、カード上部の「磁気ストライプ」の部分に、情報が詰まっています。
この部分が無傷で残っていると、巡りめぐって悪人の手に渡ったとき、個人情報を抜き取られてしまう可能性があります。
(※ただし、情報は「クレジットカード番号」「有効期限」「氏名(英字表記)」といったもので、生年月日や住所などは含まれません)

これを防ぐために、クレジットカードはハサミなどを使って物理的に破壊したうえで破棄する必要があります。
磁気ストライプの部分を中心にバラバラに刻み、ゴミに出すようにしましょう。

新しいカードが届かない理由

すでに書いたように、一般的には有効期限が切れる1ヶ月前に新しいクレジットカードが届きます。
しかし、場合によっては1ヶ月前になっても、2週間前になっても、3日前になっても、当日になっても、あるいは有効期限が過ぎても、新しいカードが送られてこないことがあります。

古いクレジットカードは、有効期限を過ぎた時点で使用できなくなります。
放っておけば、生活はどんどん不便になってしまうでしょう。
一体どうしたというのでしょうか?
ここでは以下、考えられる理由をいくつか挙げてみたいと思います。

「更新の審査」に落ちた

審査に落ちる

カード会社は、更新の時期が近づいているユーザーの審査を行います。

  • 使用した分の支払いはきちんと期日通りに行っているか(延滞などしていないか?)
  • ちゃんとカードを有効活用しているか(「休眠状態」になっていないか?)
  • 他社のクレジットカードの支払いはきちんとしているか(信用情報は大丈夫か?)

といった点を中心に、そのユーザーにカードを使用し続ける資格があるかどうか吟味しているわけです。

「そういえばちょこちょこ延滞をしてしまった」
「前回の更新から1回もカードを使ってない」
などの心当たりがある方は、更新審査に落ちてしまった可能性が濃厚です(専門用語的には「更新拒否」といいます)。

この場合、あらためて申し込みをしても新たにクレジットカードを作ることはできません。
やはり常日頃から、「優良ユーザー」としてきちんと遅れずに支払いをすること、作ったカードはしっかり活用することが大切であるといえます。

ちなみに、クレジットカードの「休眠状態」で更新審査に落ちてしまうのは、カード会社のコストばかりかさんでしまうためです。
個人情報を管理したり、更新ごとに審査を行ったりと、カード会社は少なくない費用と時間をかけてユーザーをサポートしています。
にもかかわらずカードをまったく使っていないとなると、カード会社にとっては無駄にコストをかけるばかりということになってしまいます。
そのような理由で、更新拒否という結果になってしまうわけです。

住所変更を登録していなかった

郵便ポスト

有効期限が切れるまでの5年間に引っ越しをしたものの、新しい住所をカード会社に届けていなかった場合、カードが旧住所に送られ、受け取れないということになってしまいます。
カード会社からすれば、「登録されている住所に送ったのに受け取ってくれなかった=受け取り拒否をした」ということで、更新審査が白紙になります。
気づいた時点で申し出れば再度、更新審査をしてくれますが、さまざまな理由でその審査に落ちてしまった場合、上に書いたような「更新拒否」と同じで新しいカードを受け取ることはできません。

「ちゃんと郵便局や最寄りの役所で住所変更をしたのに!」
という方もいらっしゃるでしょうが、郵便局や役所の住所変更はカード会社とは関係ありません。
カード会社は、不正利用などの犯罪を防止するために、直接の登録変更でなければ住所変更を認めないというスタンスをとっています。
カード会社の住所変更は、現在ならインターネット上で簡単に行うことができます。
このような「凡ミス」で新しいクレジットカードが使えない状況にならないよう、気をつけましょう。