実はお得?年会費が有料のクレジットカードについて

年会費有料のイメージ

今回のテーマは、「年会費が有料のクレジットカード」です。
年会費とは、文字通り1年に1回発生するお金のこと。カード会社に、カード利用料金とは別に支払う必要があります。
「えっ?カード持ってるけどそんなの払ったことないよ?」
という方もいらっしゃるかと思いますが、慌てる必要はありません。クレジットカードには、「年会費が無料」というものもあるからです。

と、ここまで読んで、
「無料のカードがあるならそっちを選んだほうがオトクじゃないか!」
そう考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、月々の支払いに加えて年1回、さらなる負担がかかるのは損という考え方はあると思います。
しかし実は、年会費有料のクレジットカードには、無料カードにはないメリットがいくつかあります。

というわけで、ここでは年会費有料のカードを使うことで得られるメリットについてもまとめてみました。

年会費別で見るクレジットカードの種類

クレジットカードは、「年会費別」で見ると3種類に分けられます。
具体的には以下の通りです。

年会費永久無料のカード

年会費が完全無料のクレジットカードです。
基本的には未来永劫、年会費を支払う必要はありません。

年会費初年度無料のカード

カードを作った1年目(初年度)は年会費が無料。
しかし、次年度からは料金を支払う必要があるというクレジットカードです。

年会費有料カード

初年度から年会費が必要になるクレジットカードです。
年会費は1,000円程度から35万円まで、カードの種類によって異なります。

年会費に関する注意点

クレジットカードの年会費について、注意点が3つあります。
以下にまとめているので、確認しておきましょう。

「永久」と「永年」の違い

「永久」と「永年」

年会費無料のクレジットカードには、「永久無料」のものと「永年無料」のものがあります。
一見すると、どちらも“ずーっと無料”という意味に思えますが、厳密には意味合いが若干異なります。

「永久無料」は文字通り、この先も永遠に年会費が無料であると断言できます。
しかし、一方の「永年無料」は、将来的に有料に切り替わる可能性が潜んでいます。
「永年」とは「長い年月」を意味する言葉なので、永遠にその状態が続くとは限りません。
実際、クレジットカードの中には、初め「永年無料カード」としてサービスをスタートしたものの、現在は利用規約を変更して「有料カード」となっているものもあります。

初年度無料はお忘れなく

意外と忘れがちなのが、「初年度無料カード」の次年度の支払いです。
「あれ?銀行口座からお金が減っている?」と思って確認してみると、実は年会費が引かれていた……ということも考えられます。

初年度とは、入会した月から翌年の同月末までの1年間を指します。
たとえば、2019年6月に入会した場合は、2020年6月末日までが初年度に当たります。
以降は年会費が発生するので、トラブルを生まないために無料期間を事前に確認しておきましょう。

条件付きで無料になるカードもあり

「年会費有料カード」の中には、特定の条件を満たすことで「年会費無料カード」になるものがあります。
たとえば、「年間の利用額が50万円を超えると無料になる」という条件が設けられているカードがあります。
また、「初年度は年会費無料で、次年度から条件付きで無料になる」としているカードもあります。

有料カードならではのメリット

「なんで年会費無料のカードがある世の中で、有料カードを選ぶ人がいるの?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
というわけで、ここではそのような方のために「有料カードのメリット」についてまとめてみたいと思います。

ポイント還元率が高い

ポイントのイメージ

クレジットカードで支払いをすると、その利用額にあわせてポイントが還元されます。
たとえば、「楽天カード(年会費無料)」を使ってショッピングをすると、100円につき1円分のポイントが貯まります。つまり、還元率1%でポイントが付与されるわけです。

一方、年会費有料のカードは利用額が一定以上になることで還元率が上がったり、別の形で特別ボーナスを得られたりといった恩恵を受けることができます。
無料のカードを使用する場合に比べて、よりお得にショッピングを楽しめます。

「付帯保険」が充実

海外でカードを使う

年会費有料カードには、多くの場合、「海外旅行傷害保険」をはじめとするさまざまな「付帯保険」が自動で付いてきます。
そのカードを持っていれば、不慮の事故が起こって不利益をこうむり、出費が必要になった場合にも、保険で賄うことができるようになります。

海外旅行傷害保険は、文字通り海外旅行でケガや病気をして病院のお世話になるときに利用できる保険です。
海外の医療制度は日本と異なるため、莫大な医療費が必要になってしまうことがあります。
しかし、海外旅行傷害保険があれば、上限額は決まっているものの医療費を保険で賄うことが可能です。
そのほか、高い買い物をしたあとで不慮の事故が起きて商品が壊れてしまった場合、保険を使って買い直すことが可能な「ショッピング保険」を付与しているカードもあります。

限度額が高め

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠が備わっており、その限度額が決められています。限度額の範囲内であれば、クレジットカードを使って買い物をしたり現金を借り入れたりすることが可能です。
また、ショッピング枠の金額に応じて「クレジットカード現金化」を行うこともできます。

有料カードは、無料のカードに比べてこの利用限度額が高く設定される場合があるという特徴があります。
その分だけショッピングやキャッシングに余裕があるということですが、同時に「ショッピング枠の限度額が高い=現金化できる額が大きくなる」ということがいえます。

空港ラウンジを無料で使える

羽田空港のラウンジ

年会費有料カード、特に1万円を超える「ゴールドカード」の場合、多くは国内の主要空港のラウンジを無料で利用できるサービスが付与されています。
このサービス、特に空港を活用して出張や観光で旅行することが多い方には便利といえます。

旅行シーズンには、全国の主要な空港は国内外の利用者で埋め尽くされることになります。
特に近年は訪日外国人の数が増えていることもあり、年々、空港はより混雑する空間となっています。
そんな大混雑の中、ゴールドカードを持っていれば専用のラウンジで過ごすことが可能です。
ラウンジでは軽食やドリンクをゆっくり口にしてくつろげるほか、Wi‐Fiやコンセントなどが完備されているため、スマホやパソコンも気兼ねなく使用できます。
年に数回、空港を利用する方であれば、それだけで年会費のもとを取ることも可能です。

「更新拒否」がない

当コラムでは以前、「クレジットカードの更新」に関する記事をお送りしました。
その中で、カード更新が行われないケースのひとつとして「更新拒否」を紹介しています。
多くの場合、クレジットカードを作ってからまったく使っていない人に対してカード会社が更新を拒否するというものです。「個人情報管理などに余分なコストがかかるだけの存在」ということで、嫌われてしまうわけです。

コラム「クレジットカードの「更新」とは?カードを使い続けるための注意点」

しかし、年会費を払っていれば更新拒否が起こる心配はありません。
そもそも更新拒否は、カード会社が「利益を見込めない」「優良ユーザーではない」と判断した場合に行われます。
年会費有料のカードは、契約が成立しただけでもカード会社にとって利益になります。
その時点で「優良ユーザーである」と認められるので、更新拒否の対象に含まれないのです。

いかかでしょうか。
このように、年会費が有料のカードには、年会費に見合ったメリットがたくさんあります。
ただし、ここで取り上げた特典の内容は、カード会社によって微妙に異なる場合があります。
発行手続きを済ませる前に、しっかりチェックしておきましょう。